世界各地の現場をめぐる旅

今年も年の瀬を感じる季節となりました。

ここで一年の締めくくりとして、MBクラッシャーと一緒に、世界一周の旅に出かけてみませんか?

今回は、チベット高原から、サウジアラビアの砂漠、はたまたカリブ海に浮かぶ小さな島まで、バラエティーに富んだ世界の現場を訪ねてみましょう。 地理的条件や気候条件が異なっているため、各々が抱えている問題も異なります。そのため、それぞれの現場のニーズに応じて、適切な設備を整えることが大切です。

チベット高原からアンデス山脈までの旅

高地での作業でこんな問題がありませんか?

  • 施工立地条件の悪さ
  • 機材・資材の搬入・搬出が困難
  • コスト高
  • 修理・整備サービスのアクセスの悪さ

バケットクラッシャーBF70.2をヒュンダイ225に取り付けて花崗岩をリサイクル

旅の始まりです!まずは、チベットへと向かいましょう。ここは標高3800mの現場で、道路工事を行っている様子です。大自然の絶景に囲まれた場所ですが、そこでの作業となると高地ならではの課題が山積しています。

そこで、バケットクラッシャーBF70.2を現場に投入し、道路工事で発生した廃材を砕いて再生砕石を生産することにしました*。このように処理された廃材は、新道路建設工事の際に再生路盤材として有効に活用することができます。

MBバケットクラッシャーを油圧ショベルに取り付け、発生材をその場でリサイクルすることによって、次の道路建設工事で使用する新資材の調達費を、節減することができました。また廃材・資材の管理コストも削減でき、収益向上に成功しました。


スクリーンバケットMB-S18をCAT324に取り付け、砂岩採石場で石を選別。

続いてペルーに行ってみましょう。標高約4000mのホウ素採石場で、スクリーンバケットMB-S18が採石の分別作業を行っています。 細かい石をふるい落とし、破砕プラントへ運び入れる石を効率よく選別できるため、採石場の収益力アップに繋がります。

間欠泉で有名な北欧からカリブに浮かぶ小島への旅

離島での工事現場でよくある課題といえば、

  • 輸送コストが高い
  • 資材の入荷に時間がかかる

に尽きるのではないでしょうか?

MB-S23
CAT325Cに取り付けられたスクリーンバケットMB-S18が玄武岩を選別中。アイスランドにて

今度は北欧へ行ってみましょう。アイスランドといえば、間欠泉や氷の洞窟で有名ですね。 こちらではCAT 345Cに取り付けられたスクリーンバケットMB-S23が、玄武岩をふるい分けています。こうして現場内で選別作業を同時進行することで、水力発電所建設に必要な埋戻材を、その場で生産することができます。


バケットクラッシャーBF90.3とスクリーンバケットMB-S18をCAT320Lに取り付け、掘削土を処理。

場所は変わって、西インド諸島のカリブ海域、セントクリストファー・ネイビスの様子です。大規模な再整備プロジェクトにMBクラッシャーのアタッチメントが2台導入されました。 古い建築物の修復工事と自然景観の整備が行われています。

CAT320Lに取り付けられたスクリーンバケットMB-S18が土をふるい分け、葉や草の根を取り除いています。ふるい分けられた土は、その場で緑地整備に再利用されます。 一方、バケットクラッシャーBF90.3は、花崗岩の一種である「ネイビスストーン」と呼ばれる現地の硬い火山性岩石を砕いています。

破砕処理された石は、建設工事では埋戻材として、道路建設工事では路盤材として利用されます。

氷河の国から灼熱の砂漠が広がる国へ

ここでは、酷暑・酷寒環境など気候的に過酷な現場をご紹介しましょう。

厳しい気候条件の現場では、次のような課題がありませんか?

  • 現地の気候変化に耐えうる機械を使用する必要性がある
  • 自然環境が厳しく作業の困難を伴う
  • 資材調達が難しい

MB-S18 - コマツ の油圧ショベル PC290

ここは雪と氷に覆われた極寒の地、シベリアです。日中の気温が−50度まで下がります。道路整備が届いていない山と森林の中が作業現場でした。

そこでMBクラッシャーのバケットクラッシャーBF70.2とスクリーンバケットMB-S14を導入。それぞれを油圧ショベルに装着したまま、採石場まで向かうことで、アクセスの悪さも難なく解消できました。 そして、MBクラッシャーのアタッチメントで破砕・選別処理をし、再生骨材の生産をおこなっています。適切なサイズに調整された骨材は、採石場内の道路整備の際に有効利用することができます。

バケットクラッシャーBF90.3をDoosan DX225lcに取り付け、採石場で岩石を破砕。

一方、気温50度というサウジアラビアではどうでしょうか。灼熱の太陽の下で稼働しているのはバケットクラッシャーBF90.3。 通常の運搬車両では入れないようなアクセスの悪い現場でも、楽に作業を行うことができます。

旅の締めくくり:ワインといえば…

さて、旅も終わりに近づいてきました。「今年一年お疲れ様でした!」という言葉とともに、乾杯でもしたい気分になってきましたね。ここでイタリアやフランスといえば?そう、ワインです!

旅の最後に訪れるのは、イタリアとフランス。ワイン用のブドウ畑の様子です。収穫後に残っているのはぶどう棚の支柱です。 古くなった場合には差し替える必要があり、そのコンクリート製支柱を処理する際に、MBアタッチメントがあれば効率的に作業ができます。

グラップルMB-G1200をCaseの油圧ショベルに取り付けてぶどう棚の支柱を仕分け。
グラップルMB-G1200をCaseの油圧ショベルに取り付けてぶどう棚の支柱を仕分け。

具体的には、こんなことが可能です:

  • MBバケットクラッシャーを使用することにより、コンクリートを簡単に、かつスピーディーにリサイクル*できる
  • 中にピアノ線が入っている場合でも、コンクリートをそのまま破砕でき、ピアノ線は破砕されたコンクリートと一緒に落とされる
  • 専用マグネットをバケットクラッシャーに装着することで、ピアノ線の分別・回収が簡単にできる(マグネットはほとんどのMBバケットクラッシャーに装着可能、操作も簡単)
バケットクラッシャーMB-C50を日立ZX65USBに取り付け、コンクリート支柱を破砕。

MBクラッシャーと世界を回る旅はいかがでしたか?MBアタッチメントを導入すれば、現場での作業時間が短縮でき、経済的にも環境的にも大きなメリットが生まれます。是非一度お問い合わせください。

*廃棄物処理には許可が必要です。