有筋コンガラもリサイクル!
有筋コンガラのリサイクル作業時には、まず鉄筋を除去する必要がありますが、その際に思わぬ課題が生じる場合もあります。
通常の鉄筋除去作業時に発生する問題として、以下のことが考えられます。
- 手間とコストがかかる
- 鉄筋などの引っ掛かりで停止ロスが発生する
このような場合でも、MB バケットクラッシャーをお持ちの建機に取り付けるだけで、簡単でスピーディーにリサイクル作業を行うことができます。
ここで、実際に導入された事例をご紹介しましょう。
古いビルの解体工事
1930 年に建てられたビルの解体工事の様子です。バケットクラッシャー BF90.3 を使って、工事で発生した鉄筋コンクリート塊を破砕しています。 砕く過程でコンクリートと鉄筋が分離するため、砕かれたコンガラはすぐに再利用可能な状態になります。適正に破砕処理*されたコンガラは、その後同じ現場に駐車場を設置する工事の際に、再生路盤材として利用されました。 こちらの古いビルは所有者の変更に伴い、建物が建て替えられることになりました。 新しく建設されるのは、総戸数 26 戸のマンションです。一階の住戸は専用庭付きで、入居者専用の共有家庭菜園の整備も予定されています。
バケットクラッシャーの導入メリット
- 環境面:建設副産物のリサイクルを促進し、自然環境への影響低減
- ロジスティック面:廃棄物搬出および新資材搬入時のダンプトラックの使用軽減。また結果的に CO2 の排出量削減にも貢献。
- コスト面:廃棄物の処理・運搬コストを削減
畜産用コンクリートすのこの再資源化
鉄筋コンクリート製すのこを破砕処理する際に、現場にあった自走式破砕機で試したところトラブルが発生。そこで、バケットクラッシャー BF90.3 を導入することにしました。
鉄筋は破砕過程でコンクリートと分離しながら排出されていきます。このため、コンベアを傷めたり稼働が一旦停止したりといったトラブルとは無縁です。また、専用マグネットを使うことで簡単に回収できます。
一方、破砕サイズを調整したコンクリートも再生砕石に生まれ変わり、路盤材として再利用できます。
バケットクラッシャーの導入メリット
- 鉄筋は、破砕されたコンクリートと共に自然落下するため、引っ掛かりなどのトラブル減少
- 排出された鉄筋は、バケットクラッシャーに装着した 24V マグネットで回収・集積できるため、運転席からの操作のみで回収可能
- 決められた工期内で工事完了
効率的にリサイクル
有筋ガラを処理するには手間とコストがかかりますが、適切な設備導入をすれば、効率的なリサイクルが可能になります。
バケットクラッシャーを現場の油圧ショベルに取り付ければ、用途に応じたサイズでスピーディーに砕石でき、そのまま再利用することができます。
鉄筋は破砕の際にコンクリートと分離され、自然落下するため回収も簡単です。
バケットクラッシャーの導入メリット
- 現場でスピーディーに鉄筋等の分別可能
- 自社内での鉄筋等の回収可能
- 廃材の処理・運搬コストの削減
*廃棄物処理には許可が必要です。
なお、鉄筋コンクリートの破砕時には、鉄筋の長さや厚さ等、条件により使用が限られる場合もあります。