スクリーンバケット、それともロータリースクリーニングバケット?
2種のスクリーンの選び方
- 小さいものと大きいものを分ける?
- 湿った土や乾燥土を選別?
- 海岸清掃?
- 再生材の粒度調整?
現場ごとにニーズは異なるもの。個々のニーズに応じたアタッチメントを選ぶことで、無駄を避け、スピーディーに成果を出せます。ニーズに合ったアタッチメントを選ぶには?確認事項
- 作業内容
- ニーズ・目的(どのぐらいの時間をかけて、何を得たいのか)
- 処理対象物
スクリーンバケットMB-SとロータリースクリーニングバケットMB-HDS。それぞれの特長と現場での役割を比較分析しました。
砂
MB-HDS320
パイプラインの敷設工事で岩石の混ざった砂を選り分けます。
ロータリースクリーニングバケットが適しているわけ
- アタッチメントを掘削溝の上部にセットすることで、選り分けられた細かい砂をそのまま溝に投入できる
- 大量の対象物を効率的に処理できる
MB-S14
砂浜のゴミを取り除きます。
スクリーンバケットが適しているわけ
- 選別の精度。用途に応じた網目サイズを選択することで、粒度調整が可能。網目より大きいものがバケット内に残り、粒の揃った材料が得られる。
土
MB-HDS
刑務所から新築建物への配管工事。管敷設工事にロータリースクリーニングバケットが選ばれた理由は?
- ロータリーが速いスピードで回転し、投入した湿った土の塊を砕きます。
- 濡れた土でも湿った土でも処理可能です。
MB-S
サッカー場では、芝を張る前に芝床を造成し、最後に床土を撒き均します。床土として使用するきれいなサラサラの土は、スクリーンバケットによって簡単に得られます。
- 希望のサイズの網目を選択することで、粒の均一した材料が得られます。
- また、小石など不純物を取り除くことができるので、質の良い材料を選り分けられます。
自然石や現場発生材
MB-HDS
解体現場で発生する廃材のリサイクル。
ロータリースクリーニングバケットが選ばれた理由
- 高い処理能力が求められていた
- 短時間で処理する必要があった
MB-S
鉄道網の整備現場で、小さいものと大きいものを分けます。
ここでスクリーンバケットが選ばれた理由
- 粒の揃った質の良い再生材を用意する必要があり、スクリーンバケット1台で処理可能
処理対象物によっては、2種のスクリーンの内のどちらかを使ったほうが本領を発揮できることもあります。
堆肥や木の枝
ロータリーシャフトが回転する仕組みのロータリースクリーニングバケットMB-HDSは、攪拌して空気を入れるのに適しています。材料が湿っていたり固まっていたりしても楽に作業できます。同じ仕組みにより、木の枝も細かく砕けるので、処理後チップとして再利用もできます。
アタッチメントを傷つけやすい対象物
鉄片などアタッチメントを傷つけやすいものが混合した対象物の場合、ロータリースクリーニングバケットMB-HDSではロータリーが激しく摩耗する恐れがあります。鉄などが混ざったものを選別するケースには、スクリーンバケットMB-Sが適しています。鉄片等はバケット内に残り、土や砂などはきれいにふるい落とされます。