遂行不可能?
絶対不可能と思える任務を遂行するのは、何も映画の主人公だけではありません。
現実の世界でも、アタッチメントを移送するのにヘリコプターやクレーンを使う現場を見つけることができます。また、狭く長いトンネルの中での作業、危険性のある産廃物の取扱い、あるいは何百万円ものコストダウンに成功している現場など多様な事例を目にします。
極限の現場とも言えるような状況の中、シンプルな解決方法でいともたやすく課題をクリアしていかれるお客様からは学ぶことが多くあります。
このような現場に導入されて活躍しているのがMBクラッシャーのアタッチメントです。選ばれる理由:
- 多種多様な現場のニーズに対応できる:汎用性が高い
- コンパクトで操作しやすい
- 短期で回収できる設備投資
- 働く人の安全を確保し、働きやすい現場を作り出す
ここでは私たちの想像の先を行く現場の数々をご紹介します。
極限の現場 その1:16階建てのビルの解体
現場と手段:日本国内の都市の中心部。バケットクラッシャーBF70.2と日立の油圧ショベル、それにクレーンを使用。
ミッション:16階建てRC造のビルを上から1階ずつ取り壊していくこと。
スペースの限られた特殊な現場では、コンパクトなバケットクラッシャーが最適。周り四方に壁を作り解体作業の準備が整ったところで、屋上にバケットクラッシャーをクレーンで吊り上げ、最上階から解体開始。建物の中心に一階まであらかじめ穴を開け、破砕した解体発生材を落としていきます。
成果:コンパクトな破砕機があって初めて施工可能。
極限の現場 その2:ヘリコプターに移送されるバケットクラッシャー
現場と手段:バイエルン・アルプス、標高2000mの山小屋。バケットクラッシャーBF60.1と油圧ショベル、それにヘリコプターを使用。
ミッション:山小屋の取り壊しにより発生した廃材を現場内で処理・再利用するために、破砕機を現場までヘリコプターで移送。バケットクラッシャーBF60.1を利用することで、解体発生材の場外搬出を回避。破砕材は再生路盤材として林道整備に活用されます。
ところが、移送用ヘリコプターの最大積載量は1200kg。そこで、バケットクラッシャーのパーツを一部取り外し、軽くした上で現場に運び、その後取り付け直しました。パーツの取り外し・取り付けはごく短時間で終了。すぐに作業に取り掛かれました。
成果:発生材の処理と運搬にかかるコストの大幅な削減。解体発生材の再資源化による循環型社会形成に向けた取り組み。
極限の現場 その3:周囲には何もない、9000kmに渡って広がる現場で働く
現場と手段:アメリカはモンタナ州。バケットクラッシャーと油圧ショベルを使用。
ミッション:新たな住宅地開発のための大規模な工事現場に導入されたのはバケットクラッシャーBF120.4。掘削工事で発生した川の石を砕いて、再利用可能な砕石を生産します。
成果:発生材の運搬費・処理費、および埋戻し材購入費の削減により日本円に換算して数百万円のコストダウンに成功。
極限の現場 その4:排水溝の開削
現場と手段:メキシコ、バハ・カリフォルニア州。回転ドラムカッターMB-R500と油圧ショベルを使用。
ミッション:交通量の多い道路の冠水対策として、長く続く狭いトンネルの掘削が進んでいます。そこで回転ドラムカッターMB-R500を導入。通常のブレーカーを使ったのでは、過剰な振動およびその振動発生による斜面崩壊を招きかねません。
成果:振動および壁面のズレやクラックの発生なし。必要な幅と深さのみの精密な切削を実現。
極限の現場 その5:有害性・危険性がある廃棄物の取り扱い
現場と手段:ラトビア。グラップルMB-G900と油圧ショベルを使用。
ミッション:軽油や塗料の入ったドラム缶など、危険性がある廃棄物を慎重に取り扱う必要がありました。
成果:作業時間の短縮によるコスト削減。精度の高い作業で現場の安全を確保しつつ、収益性も向上。