離島の現場が変わる!
MBクラッシャーで資源循環と手待ち解消
離島では本土からの資材・大型機械の搬入や、廃棄物の搬出に手間とコストがかかります。
- 廃棄物をすぐに処理できない
- 作業が進まず、人も機械も待ち時間が発生
- 処理場が遠く、コストがかさむ
そんな状況を変えるのが、建設機械用のアタッチメントです。
資材を「買って運ぶ」から、「現場でつくって使う」へ。
そんなスマートな施工を、MBアタッチメントを活用して実際に実現している離島の事例を3つご紹介します。
新しい資材はもう要らない? 島の“がれき”が道路の材料に
アフリカとマダガスカルの間に浮かぶマヨット島では、資材調達にかかる時間と輸送コストの高さが課題となっていました。そこで導入されたのが、MBのバケットクラッシャーBF70.2。Doosanの油圧ショベルDX180に取り付けて、有筋コンクリート塊を破砕。
コンガラを砕くバケットクラッシャーBF70
島内の都市整備における複数の解体工事で発生した有筋コンガラを砕いてリサイクル材を生成。再生砕石は、道路用の再生路盤材として利用されます。
MBバケットクラッシャー導入のメリット:
- 新資材の購入不要でコストを大幅に削減
- 輸送・調達の時間短縮
- 廃材の現地処理・再利用で処理コストもカット
「捨てるはずだったものが、必要な資材に生まれ変わる」――離島の建設現場にぴったりな活用例です。
離島の現場ならではのお悩みはありませんか。ご相談はお気軽にどうぞ。
山から出た石は、そのまま道路へ:ふるい分けで広がる再利用の可能性
カナダのセントローレンス湾に浮かぶサンピエール島とミクロン島。起伏の多い島では、山間部の道路整備工事に伴い、山間部に通路を確保するために広範囲に渡って岩場を掘削する必要がありました。しかし、限られた作業スペース、発生土の処理・運搬や新資材調達にかかるコストが大きな課題でした。 そこで活躍したのが、スクリーンバケットMB-S18です。
花崗岩石を分別するスクリーンバケットMB-S18
スクリーンバケットMB-S18には50x50mmの網目を使用し、キャタピラーの油圧ショベル330に取り付けて、湿った土と花崗岩をその場でふるい分けていきました。土をふるい落としてきれいになった岩石はそのまま路盤材として再利用されます。
MBスクリーンバケット導入のメリット:
- 多量の発生材をその場でふるい分けて再利用
- 作業時間を短縮
- 運搬・処理・調達すべてのコストを削減
現場でそのまま使える資材に変えることで、「作って→運ぶ」という、常識を覆す効率化が実現しました。
砕いて、また使う。現場における“めぐる資材”のしくみ
カリブ海に浮かぶネイビス島では、地域再開発のために古い建物の修復工事と新しい建築工事が並行して進められていました。
ここで導入されたのは、MBクラッシャーのアタッチメント2台。バケットクラッシャーBF90.3とスクリーンバケットMB-S18です。
現場発生材をリサイクルするMBアタッチメント
キャタピラー320Lに取り付けられたバケットクラッシャーBF90.3は、現地の硬質花崗岩“ネビス・ストーン”を破砕しています。破砕材は、建設工事で掘削した部分の充填材や、道路基盤材としてリサイクルされました。
一方、同じくキャタピラー320Lに取り付けられたスクリーンバケットMB-S18は、土や落ち葉、木の枝を分別しています。こうして混合物が除かれた土は、緑地造成の土として再利用されます。これらの作業により、周囲の森林整備も同時におこなうことができました。
MBアタッチメントの導入メリット:
- 現場発生材を次の工事に再利用
- 新資材調達コストと時間の削減
- 廃棄物ゼロをめざす“現場内完結型施工”を実現
「砕く・整地する・緑を戻す」――すべてが現場で回る、循環型の施工例です。
島の工事も、もっとエコにスマートに
現場で発生する副産物の削減は、持続可能な社会づくりの第一歩。
MBクラッシャーの製品は、ただの効率化ツールではありません。廃棄量を減らし、資源を循環させ、国土交通省が進める「スマートアイランド」構想にも沿った「環境と未来に優しい選択肢」です。
離島の現場がもっと効率的に、もっとエコに変わろうとしています。
MBクラッシャーと共に、その可能性を広げてみませんか。
廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。