あらゆる現場にフィットする「切り札」
午前中は環境整備、午後は基礎工事、夕方は材料の分別。そんな過密な現場スケジュールでも、
MBクラッシャーのロータリースクリーニングバケットがあれば、作業は止まりません。
スペインのカオリナイト鉱山とフランスのスキー場。一見共通点など無さそうですが、実は両方の現場で、時間とコストの削減のために同じ選択が採られました。それは、MBクラッシャーのロータリースクリーニングバケットの導入。1台で異なる材料を処理し、複数の作業に対応できるその汎用性が、無駄を減らし、作業の効率化をサポートし、作業の質の向上を実現しています。
「できる限り少ないリソースで最大の成果を得たい」。これは、あらゆる現場の望みではないでしょうか。この望みを叶えるのが、ロータリースクリーニングバケットです。
時間とコストを減らしませんか?
カオリナイトを効率的に処理
スペインのある鉱山では、これまでカオリナイト(陶磁器や農業・建築用資材に使われる白い粘土鉱物)を従来のやり方で油圧ショベルのクローラで潰して砕いたり、掘削バケットで叩いて潰したりしていたため、生産性は低く、高いコストがかかっていました。しかし、ロータリースクリーニングバケットMB-HDS323の導入後、採掘された鉱石は乾燥後、ロータリースクリーニングバケットで選別し、より均一な資材として仕上げることが可能になりました。効率化により作業時間が短縮され、資材の品質も向上しました。
.png&w=1200&q=75)
オフシーズンのスキー場で威力を発揮
フランス・アルプスのスキー場では、雪のない夏場こそ整備工事が捗ります。人工降雪設備のための配管工事では、キャタピラーの油圧ショベル321DにロータリースクリーニングバケットMB-HDS320を取り付け、掘削作業で発生した土をその場でふるい分け、埋め戻し材として再利用しました。
掘削土をふるい分けて埋め戻すMB-HDS320
ここでの最大の課題はロジスティクスでした。このように隔絶された場所で溝を掘り、さらにそれを埋め戻すのは、簡単な作業ではありません。掘削土を場外に搬出し、処理したものを埋め戻し材として再び搬入するとなると、コストはかさみ、自然環境のバランスを崩すリスクすらあります。 しかし、MBクラッシャーのロータリースクリーニングバケットがあれば、短時間で均質な再生材をその場で得ることができ、すぐに埋め戻し作業をおこなえます。作業が中断されることもありません。
季節が変化しようと、仕事内容が変わろうと──使うのは、アタッチメント1台のみ。
ロータリーシャフトの交換で多様な材料に対応
MB-HDSシリーズ最大の特徴は、各種類揃ったロータリーシャフト。現場で簡単に交換できるため、整備工場へアタッチメントを運び込む必要がなく、稼働ロスも避けられます。用途や対象物に応じて付け替えることで、アタッチメントの幅広い活用が可能です。
フランスでは、電線敷設工事にロータリースクリーニングバケットが使用されました。ケーブルを傷つけないよう、質の良い土が求められていたため、掘削土をその場でふるい分け、石などを除去したのち、埋め戻し材として利用。従来のやり方で発生土の搬出・処理と新資材の購入にかかっていたであろう時間とコストを削減。すべての工程を現場内で完結できた成果です。
.png&w=1200&q=75)
ドイツ北部、アクセスが制限される自然保護区のシュルト島では、MB-HDS320の活用により砂・泥炭・土を現地で処理することに成功。現場で発生したものをその場で効率的にリサイクルすることで、本土の中間処理場まで輸送する手間とコストを削減しました。
混合物を選り分けるMB-HDS320
アタッチメントはそのまま。ロータリーだけ取り替え──現場適応力が最大の武器に
その現場に、その材料に合わせて仕事をこなす。MB-HDSシリーズはそのために誕生したアタッチメントです。湿ったものでも乾いたものでも、柔らかいものから処理の難しいものまで、市街部の工事でも山岳地帯や鉱山でも。小型建機から大型油圧ショベルまで、多様な材料、現場、建設機械に柔軟に対応します。作業内容と処理対象物に合わせてロータリーシャフトを付け替えるだけ。アタッチメントは1台で充分です。
今年は新たに、コンパクトなMB-HDS407とシリーズ最大サイズのMB-HDS533がラインナップに加わり、全13モデルで幅広い取り付けレンジと効率性を提供しています。
ロータリースクリーニングバケットMB-HDS407
.png&w=1200&q=75)
3.5〜9tの小型建設機械向けのコンパクトタイプ。スペースが限られた現場や高い精度が求められる作業に適しています。軽量で使いやすく、多様な場面で活用できます。
ロータリースクリーニングバケットMB-HDS533
.png&w=1200&q=75)
全幅3.4メートルの大型。50〜80tクラスの油圧ショベルに対応します。取り扱いが難しい材料の処理や多量の処理が求められる現場に最適です。
未来は、もうここにある
スペインの採石場やアルプスのスキー場。トレンチの埋戻し作業から電線の敷設工事まで。
MBクラッシャーのロータリースクリーニングバケットは、現場の常識を覆します。
「一つの作業にアタッチメント1台」から「すべての作業にアタッチメント1台」に。
廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. ロータリースクリーニングバケットとはどのようなアタッチメントですか?
A1. ロータリースクリーニングバケットは、土や石、再利用資材など、さまざまな材料を現場で効率よくふるい分けることができるショベル用アタッチメントです。現場で即座に資材を処理できるため、運搬コストや作業時間の大幅削減につながります。
Q2. MB-HDSシリーズの特徴は何ですか?
A2. MB-HDSシリーズは、シャフトの交換によって1台で多様な用途に対応できる柔軟性が最大の特徴です。現場ごとに求められる処理内容に応じて、簡単にパーツ交換が可能なためコスト削減と作業効率化が実現できます。
Q3. どのような現場でMBクラッシャーのアタッチメントが使われていますか?
A3. 海外のカオリナイト鉱山やフランスのスキー場など、多様な現場で導入されています。泥土や石、舗装材の再利用など、現場条件に合わせて最適な資材処理が求められる現場で活躍しています。
Q4. 新モデル「MB-HDS407」や「MB-HDS533」はどのような機械に対応していますか?
A4. MB-HDS407はコンパクト建機や小型油圧ショベルに、MB-HDS533は大型クラスの油圧ショベルに対応しています。用途や現場規模に応じて最適なモデル選択が可能です。