台風対策に役立つMBアタッチメント
ようやく梅雨が明けたと思ったら、もう台風の話題?と思われるかもしれませんね。
気象庁が公開している台風の統計資料によると、一般的に台風の発生は7月から始まり8月から10月にかけた時期が最も多いのですが、実は年間を通して発生しているそうです。
日本では毎年のように台風による被害が報告され、そのたびに多くの人々が日常生活に支障をきたしています。台風に備えるためには、事前の準備、台風が接近した際の対応、そして被害が発生した後の処理が不可欠です。この一連の対策において、建設機械アタッチメントの活用は非常に効果的であり、迅速かつ効率的な対応を可能にします。
事前対策として、また万一被害が発生した場合の処理に、MBクラッシャーのアタッチメントがどのように役立つのか一緒に見ていきましょう。
事前対策その1:排水路の整備
台風が来る前にとるべき対策は、被害を最小限に抑えるための第一歩です。例えば、豪雨で洪水が発生するリスクを減らすために、計画的な排水路の整備が欠かせません。油圧ショベルに適切なアタッチメントを取り付けて、排水路の清掃や掘削をおこなうことで、水の流れを確保し、洪水リスクを減らすことができます。
ここでは、交通量が多い道路の冠水対策として、排水溝の開削がおこなわれた事例をご紹介します。
交通量が多い道路の冠水対策としておこなわれた、長くて狭いトンネルの掘削。従来の大型機械を搬入することは不可能な上、通常のブレーカーを使ったのでは、過剰な振動やその振動発生による斜面崩壊を招きかねません。
そこで、この現場に導入されたのが、コンパクトでパワフルな回転ドラムカッターMB-R500です。キャタピラーの油圧ショベルに取り付けて、必要な幅と深さのみ削り取り、振動および壁面のズレやクラックを発生させることなく、精度の高い切削を実現しました。
MBドラムカッターを活用することで、低振動で正確な切削作業による冠水対策工事が終了しました。
事前対策その2:剪定枝の除去
台風対策として、強風によって倒れやすい木や枝を事前に剪定し、除去することも重要です。建設機械に適切なアタッチメントを取り付けて使用することで、迅速かつ安全に作業をおこなうことができます。
台風の強風によって倒れる危険性がある樹木の剪定が終了したら、MBクラッシャーのグラップルの出番です。
こちらでは、コベルコの油圧ミニショベルSK17SRにグラップルMB-G350を取り付けて、剪定枝をトラックの荷台に直接積み込んでいます。
MBグラップルの中で最小サイズのMB-G350は、 1.3〜2.6トンの油圧ショベルに対応。小型なため、枝の移動や積込み作業も、コンパクトな動きで正確かつスピーディーにおこなうことができます。
強風対策には、MBクラッシャーの回転式グラップルが役に立ちます。
台風対策をお考えですか? 用途に適したアタッチメントをご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください!
台風被害に対する処理:倒木や瓦礫の撤去
最善を尽くして事前対策を実行しても、自然の脅威には勝てないこともあります。最後に被害処理について見ていきましょう。
台風によって倒れた木や飛散した瓦礫を迅速に撤去するにはMBグラップルが便利です。一方、混合物を効率的に分別処理するには、MBロータリースクリーニングバケットの活用も可能です。
MBグラップルを活用することで、倒木・伐採枝の撤去や、瓦礫の分別・移動などが迅速かつ安全におこなえます。
上記の動画では、ロータリースクリーニングバケットMB-HDS214をCAT309に取り付けて、泥や石などが混じった土砂を分別している様子が見られます。
MBアタッチメントは油圧ショベルに取り付けたらすぐに使用開始できます。用途に適したアタッチメントを活用することで、多様な素材の撤去、分別・仕分け、清掃・整備が効率的におこなえます。
台風の事前対策、台風接近時の対応、台風被害の処理。
MBクラッシャーのアタッチメントの活用により、被害を最小限に抑え、安全な環境を保つことが可能です。
今からでも間に合う対策に、MBクラッシャーのアタッチメントを使ってみませんか。
廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。