“鉄の巨人たち”による土のリサイクル

重機はヒーロー!?

かつての重機たちが、今や環境保護のヒーローとして、鉄の塊からエコフレンドリーなパートナーへと進化を遂げつつあります。 そして、この“鉄の巨人たち”の手となる建設機械用アタッチメント。建設土木現場での廃材問題を解決し、運搬車両の使用を減らすことで、地球に優しい現場革新を力強くサポートします。

今回は、数多くあるMBアタッチメント活用方法の一つ、土のリサイクルを取り上げます。

希望サイズの再生骨材を生成

始めの現場はこちら。岩石、土、粘土など、複数の採掘で発生する多様な種類の廃土・廃石が集められる採石場の一角です。ここでは、岩石の混じった廃土をMBスクリーンバケットでふるい分け、異なるサイズの再利用可能な資材を生成しています。

土砂をふるい分けるスクリーンバケットMB-S23

通常現場で使っている日立建機の油圧ショベルZaxis 460LCHにスクリーンバケットMB-S23を取り付けて使用。 ふるい落とした細かい土砂は盛り土として再利用されます。一方、スクリーンバケットの網の中に残った大きめの砕石はダンプに直接積み込み、建設基礎工事の再生砕石として有効に利用されます。

〜〜 スクリーンバケットの導入メリットは? 〜〜

再利用可能な資源を現場で分別することで、再生骨材・再生砕石を生成できます。 そのため、次のベネフィットが得られます。

  • 廃棄量の低減
  • 天然資源の消費抑制による環境負荷の低減
  • 収益性の向上

用途に応じて取り替え可能なメッシュは、各サイズ揃っています。

サイズ別の骨材が必要ですか。
お持ちの建機に取り付け可能なアタッチメントをご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください!



掘削土を別プロジェクトで再利用

次に、掘削工事で発生した土砂をリサイクルし、別の工事現場で使用することで、コスト削減に成功した事例をご紹介します。

掘削土を選り分けるロータリースクリーニングバケットMB-HDS214

動画の前半でご紹介しているのは、ロータリースクリーニングバケットMB-HDS214。キャタピラーの油圧ショベル308に取り付けて掘削土を選り分けています。選別した土砂は、建設工事や道路工事など別の現場で再利用されます。

〜〜 ロータリースクリーニングバケットの導入メリットは? 〜〜

現場内で発生土を選別し、現場内あるいは工事間で再利用することで、次のベネフィットが得られます。

  • 新資材の調達時間とコストの削減
  • 現場内での再利用の場合、運搬回数の削減に伴うコスト削減とCO2排出量の低減
  • 新たな土壌採取の低減

混合物を取り除いて、土をリサイクル

そのままでは再利用できなくても、適切に処理すれば再資源化可能な場合もあります。 スクリーンバケットMB-S14の活用により、緑地整備における土のリサイクルを実現した事例をご紹介します。

土から混入物を取り除くスクリーンバケットMB-S14

こちらでは、ヤンマーの油圧ショベルVS100にスクリーンバケットMB-S14を取り付けて、緑地整備作業で発生した土をふるい分けています。 40x40cmのメッシュを使用し、大きな石や混入物を取り除き、再利用可能な土にしていきます。

地球を救うために、これまでの古いルールを新しいイノベーションで塗り替えていく。そんな建設現場のヒーロー“鉄の巨人たち”に取り付けて使用する、MBアタッチメントの活用事例をご紹介しましたが、いかがでしたか。

土木工事現場を始めとする多様な場面で、MBアタッチメントを使用すれば、発生材をその場で処理できるため、運搬車両の使用を減らし、天然資源の消費を抑え、持続可能な建設業の実現に貢献できます。

現場の課題を乗り越え、自然環境との調和を図りながら、良い暮らしを支える、ヒーローたちの“地球救出作戦”にあなたも参加してみませんか。



廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。