破砕作業と分別作業のワンストップ化

建設・土木解体作業において、効率的かつ環境に優しいやり方がますます必要とされています。 そこで、MBバケットクラッシャーとMBスクリーンバケットを組み合わせ、現場での破砕作業と分別・選別作業を一貫しておこなうことで、環境負荷を最小限に抑えつつ作業の効率化に成功している、画期的な現場をご紹介します。

破砕前にふるい分けて、効率アップ

こちらの採石場では、バケットクラッシャーBF90.3をボルボの油圧ショベルEC240に取り付けて、花崗岩を砕いています。

前処理された花崗岩を破砕するBF90.3

実は、ここで砕かれている岩石は、スクリーンバケットMB-S18で選り分けられ、前処理されたものなのです。 破砕前に、スクリーンバケットを使って分別作業をすることで、より効率的に破砕作業がおこなえます。

そして、本来なら、廃棄処分される運命の廃石も、スクリーンバケットで分別し、バケットクラッシャーで破砕することにより、再利用可能な資材に生まれ変わります。

スクリーンバケットとバケットクラッシャーを組み合わせて使用することで、ワンストップで選別と破砕作業をおこない、作業効率化と廃石リサイクルを同時に実現した、画期的な現場をご紹介しました。


分別した岩石を破砕して、発生材をリサイクル

埋戻し材をコストゼロで賄ってしまった、フランスの現場です。 MBバケットクラッシャーBF80.3をJCBの油圧ショベルJS240に取り付けて、石灰岩や岩石を砕いています。

前処理で分別された岩石を破砕するBF80.3

大規模な新設住宅の建設計画に伴い、農産物流通の合理化の役割を担っていた古い農道の再整備と雨水排水用管路敷設のための掘削工事がおこなわれました。

工事現場では掘削土が大量に発生すると同時に、埋戻し材も多量に必要となります。 そこで、まずスクリーンバケットMB-S18で岩石と土をふるい分け、次に分別された石はバケットクラッシャーBF80.3で用途に応じたサイズに砕いて、発生した掘削土の大部分をその場でリサイクルしていきました。

このようにして作られた再生材は、管路敷設工事で埋戻し材として有効利用され、現場発生材の管理・処理・運搬に関わるコスト削減と共に、埋戻し材調達費の大幅な削減にも成功しました。


破砕後にふるい分けて、良質の再生材を生成

破砕作業の前にMBスクリーンバケットで選別・分別作業をおこなうことで、破砕にかかる時間を大幅に短縮できます。 そして、その順序を逆にしても、作業の効率化と同時に、ニーズに応じた粒度の再生材の生成が可能です。

次の事例では、バケットクラッシャーBF80.3とスクリーンバケットMB-S10を、それぞれサムスン210とキャタピラー307に取り付けて作業をしています。

BF80.3で破砕し、MB-S10でふるい分け

現場の掘削土と岩石を、BF80.3で希望のサイズに破砕し、MB-S10でより正確な粒度調整をおこなっています。

MBクラッシャーのアタッチメントを組み合わせて活用することで、作業の効率アップを図ると同時に、現場にある材料を、多様な用途に利用可能な資材に変えることができます。

そしてこの作業に必要なものは、お持ちの建機のみ!その上、現場で作業できるため、追加で機械をレンタルする必要もなく、原材料の購入やその運搬にかかる時間とコストの節約も可能です。

MBアタッチメントは油圧ショベルに取り付けて使用するため、余計な燃料を必要としません。 MBバケットクラッシャーとMBスクリーンバケットを組み合わせて活用することにより、効率的で持続可能なワンストップの作業が可能です。 資源の有効な再利用と同時に、環境への負荷を最小限に抑えつつ、作業時間とコストを削減できるからです。

あなたの現場でも活用してみませんか。
どうぞお気軽にお問い合わせください!



廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。