MBスクリーンバケットって、どんなもの?
MBクラッシャーのスクリーンバケットは、油圧ショベルに取り付け、破砕前に選別・分別したり、破砕後に更に粒度を揃えるため、ふるい分けたりするのにピッタリのアタッチメント。大きさ別に材料を選り分ける必要がある場面で、本領を発揮します。またMBスクリーンバケットは、すくい込みとふるい分けの両方の作業に最適な設計で、現場の作業効率もアップ!
さて、建設工事や、土木工事・解体工事などの現場で、目にする建機といえば、まず油圧ショベル(ユンボ)ですよね。油圧ショベルは、下部走行体(建機を移動走行させるための部分)、上部走行体(エンジンや操縦席がある部分)と、作業装置と呼ばれるブーム・アーム・バケットにあたる部分で構成されています。
このバケットに当たる部分に取り付けるものには、様々なものがありますが、今回のテーマである、MBスクリーンバケットも、この部分に装着するアタッチメントの1つです。
Q1:スクリーンバケットってどんなもの?
A1:スクリーンバケットは、トロンメルバケットとも呼ばれますが、油圧ショベル(ユンボ)に取り付けて、選別・分別作業を行うためのアタッチメント。バスケット部分が回ることで、中にすくい込んだ材料をふるい分けながら、バスケットの網目サイズに合わせた材料と、それ以外のものに選別・分別することができます。
Q2:MBスクリーンバケットは、他のスクリーンバケットとどこが違うの?
A2:スクリーンバケット(トロンメルバケット)には、様々な形状のものがありますが、MBスクリーンバケットの最大の特徴は、バスケット部分の形状にあります。バスケット底部が笠形状で、メッシュ部分の面積が広く、すくい込み・ふるい分けの両方の作業において、高い処理能力を誇るんです! また、MBスクリーンバケットは、他のMBアタッチメント同様全てのメーカーの油圧ショベルに対応しています。このため、現場にある油圧ショベルに取り付けるだけで、すぐに作業が開始できます。
Q3:どんなラインナップがあるの?
A3:MBスクリーンバケットシリーズには、
MB-S10 S4:3~8トンの油圧ショベル(0.25㎥)
MB-S14 S4:12~14トンの油圧ショベル(0.45㎥)
MB-S18 S4:20~22トンの油圧ショベル(0.70㎥)
MB-S23:30~35トンの油圧ショベル(1.0㎥)
の4モデルのラインナップを取り揃えています。
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Q4:バスケット部分の網目は変更できるの?
A4:はい。網目サイズは各種取り揃えています。 また、現場内で簡単に変更が可能です。
Q5:どんな場面で使えるの?
A5:MBスクリーンバケットは、お持ちのユンボに取り付けるだけで、大きさ別に材料をふるい分けたり、選り分ける必要がある現場でご活用頂けます。また、単にふるい分けるだけではなく、以下のような場面でもお使い頂けます;
1.ふるい分けと埋め戻しの同時作業
MBスクリーンバケットで、ふるい分けるだけではなく、アタッチメントという特長を活かして、土から廃棄物をふるい分けながら、埋戻し作業を同時進行で行うことも可能です。
こちらはJCB 80.65 RTSに取り付けた、スクリーンバケットMB-S10。現場発生材から混合物と土を選別しながら、埋設管の埋戻し作業をしている様子です。作業スペースに制限がある現場でも、MBスクリーンバケットなら、コンパクトでスピーディーな動きで、効率的な作業をサポートします!
2. 異なる材料の選別作業
また、MBスクリーンバケットでふるい分けることで、異なる材料の選別作業も可能になります。
こちらは、リサイクルセンターでの事例です。スクリーンバケットMB-S14をVolvo EW160 Dに取り付けて、廃棄物から、土・砂・石を選別している様子です。MBスクリーンバケットは、バスケット底部が笠形状でメッシュ面積が広いため、こちらの現場では、MBスクリーンバケット導入後、1時間に約3トンの廃棄物のスクリーニング作業も可能になりました。
3.水中でのふるい分け作業
MBスクリーンバケットなら、アタッチメントの特性を存分に発揮することで、水の中で材料をふるい分けながら洗浄する、という作業も可能になります。
こちらは日本のお客様の事例です。日立ZX200にスクリーンバケットMB-S18を取り付けて、ガーデニング・造園向けの石を、洗って砂を取り除いている様子です。MBスクリーンバケットなら、石など天然材料の破砕前後の選別・分別作業時にも最適で、破砕時間を最大60%も短縮することが可能です。
このように、スクリーンバケットは、様々な現場に活用されているアタッチメントです。また、MBクラッシャーのスクリーンバケットは、メンテナンスも、簡単でスピーディー!是非皆さんの現場でもご活用ください!
廃棄物処理には許可が必要です。
なお、特定建設資材を用いた建築物等の解体工事、特定建設資材を使用する新築工事等で一定規模以上の工事(対象建設工事)については、特定建設資材廃棄物を基準に従って工事現場で分別(分別解体等)し、再資源化等することが義務付けられています。