閉鎖空間における作業の課題をクリアする3つの方法

トンネルや鉱山等、閉鎖された空間での作業は多くの制約と大きな困難を伴います。 例えば、

  • アクセスが困難
  • 作業スペースが限られている
  • 振動を抑える必要がある
MB-R800
ツインヘッダーMB-R800をコマツPC200に取り付けて鉱山の坑道を堀り進めている様子。

MBクラッシャーを活用することで、これらの困難を経済的メリットに変えた事例をご紹介します。

現場にある油圧ショベルを使用するだけ。

アクセス難:トンネル内での作業

メキシコのカリフォルニア州バハでは、排水溝となる地下トンネルを掘るためにキャタピラーの小型油圧ショベルが使われていました。

通常のブレーカーを使ったのでは、過剰な振動を招くばかりか、正確に掘削できないため、ズリ(掘削土砂)が多く発生してしまいます。

メキシコ、地下トンネルを掘るドラムカッターMB-R500。CATに取り付けて岩壁を削る様子。

そこで、ドラムカッターMB-R500を使用することで、振動を抑え、クラックの発生も回避しました。

たった1台のアタッチメントの導入により、

  • 周辺の地盤に影響を与えることなく
  • 工事に従事する作業員の安全を確保し、
  • 車両が入りにくく、狭くて暗い場所でも正確に作業を行う

ことが可能になりました。

限られたスペースで:鉱山の坑道を掘る

MBクラッシャーのアタッチメントは、建機に取り付けて使用するため、広い作業スペースを必要としません。

鉱山の坑道を掘り進めるために使用されたのは、コマツPC200とツインヘッダーMB-R800。多量のズリ(掘削土砂)が発生しては作業スペースをさらに狭めることになりかねませんが、高精度のツインヘッダーで岩盤を削ったため、ズリ(掘削土砂)の発生を最小限に抑えることに成功しました。

ツインヘッダーMB-R800をコマツPC200に取り付けて鉱山の坑道を堀り進めている様子。メキシコにて。

現場ですでに使用していた油圧ショベルにMBツインヘッダーを取り付けて使用することで、次のことを実現。

  • 必要最低限のみ掘る
  • 掘削土砂の発生量を最小に抑える
  • スペースの限られた場所で作業する

爆薬使用を抑える:鉱山・採掘

アルバニアの鉱山で硫鉄ニッケル鉱を採掘するのに、9トンのスキッドステアローダBobcat 442にツインヘッダーMB-R700を取り付けて使用することで、爆薬使用による安全性とコストの問題を解決しました。

爆薬の代わりにMBクラッシャーのツインヘッダーを使うことで、振動を抑えられるばかりでなく、採掘作業が安全かつスピーディーにおこなえます。また、爆薬使用の発破の場合とは比べものにならないほど、均等な大きさの採石が得られます。

発破掘削のやり方を変えただけで、現場で働く作業員の安全を確保しつつ、作業のスピードアップも実現しました。 それにより、

爆薬使用による安全性とコストの問題を解決し、

振動を抑えることに成功。