花崗岩
花崗岩は、マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まった深成岩の一種です。石材としては御影石と呼ばれ、国会議事堂の外装に多く使用されていることでも有名です。地球の大陸地殻上部を構成する主要な岩石で、世界各国に広く分布し、日本にも北海道から沖縄県まで広く分布しています。その硬さ、美しさ、耐久性の高いことから、多様な分野で需要があります。
- 個人的な用途での建材として(表札、住宅の玄関周り、花壇、外溝、ビルの外装や床)や墓石や墓地の外柵,寺社建築における利用
- 公共建築物・構築物(内外装、床、敷石、縁石)や記念碑・石碑等における利用
- 道路築造工事等における利用(敷石・縁石・小舗石等の道路や歩道の舗装、歩道石積、石垣、ベンチ、台座、吐水石、親柱)や港湾・護岸工事用石材として利用
花崗岩の利用は多岐に渡りますが、どのような用途においてもMBクラッシャーのアタッチメントの活用が可能です。
MBアタッチメントは油圧ショベル、ホイールローダ、スキッドステアローダ、バックホーローダなど、様々な建設機械に対応。現場で使用している建設機械にMBバケットクラッシャーやMBスクリーンバケットを取り付けることで、残土石や端材等を再利用可能な良質の資材に変えられます。
バケットクラッシャーBF90.3が花崗岩を破砕中。チェコにて。
スクリーンバケットのふるいメッシュは用途に応じた網目サイズが選べます。
MBクラッシャーのアタッチメントは活用分野が幅広く、資材の管理・運搬にかかる時間とコストの削減を支援します。例えば、離れた場所に設置された破砕プラントに採取した岩石をダンプトラックで運搬する時間の節約も可能です。
採掘時に大量に発生する残土石も、MBクラッシャーのアタッチメントの使用により再利用可能な資材・骨材に生まれ変わります。処理材は港湾・護岸工事用捨石(沈石)、割栗石や埋立工事の捨石として使用されるほか、ショットブラスト用投射材、アスファルトシート用細骨材、コンクリート用骨材など、不要とされ廃棄処分される代わりに利用価値のある資源として活用されます。
また、採石場内で適正に処理した材料は、場内道路の整備を始め場内の整地・埋立に直接使用することも可能です。
花崗岩の残土石の適正な再資源化は循環型社会構築への取り組みにつながり、採掘業者にとっても環境にとっても大きなメリットとなります。
インドの採石場でボルボEC-220Dに取り付けたバケットクラッシャーBF90.3が花崗岩を破砕中。
MBアタッチメントを使うメリット?
それは、採石場で発生する材料をその場で破砕、再資源化、再利用できること。資材の積込や運搬にかかるコストはカット。その上、建機に取り付けて動かすので、余計な燃料や電力を必要としません。
バケットクラッシャーBF90.3をVolvo EC240に取り付けて、花崗岩の廃石を破砕。花崗岩の採石場にて。
こちらはチェコ、プラハから約30キロ離れた現場。MBの現場内リサイクルシステムを活用することで、廃棄待ちだった廃材をリサイクルし、新たなビジネスチャンスを生み出します。MBアタッチメントは建機に直接取り付けられるため、余計な電力や燃料を必要とせず、環境負荷を最小限に抑えます。
バケットクラッシャーBF90.3をVolvo EC240に取り付けて、花崗岩の廃石を破砕。花崗岩の採石場にて。
MBスクリーンバケットを活用すればサイズ別にふるい分けられるため、選別処理のための運搬コストもカットできます。